新人スタッフが辞めるのを防ぐ方法

新人スタッフが辞めるのを防ぐ方法

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
今日は、水曜日ですね。
 
本日も素晴らしい1日にしましょう。
 
 
さて、
新人スタッフが辞めるの
大きな理由として
次のような理由が上げられます。
 
 
・仕事をしていて
 次に何をしたらいいのかわからない
・覚えることが多すぎる(と感じる)
 
 
この2つの根本的な原因は
 
「知らない情報があり過ぎて
 頭が容量オーバーを起こして
 パニックになっている」
 
かもしれません。
 
 
==============
 
はじめての状況では
受け取る情報量が多過ぎて
脳がパニックを起こす
 
==============
 
 
先生は自転車か車
どちらかあるいは両方を
運転されていて
 
今は自由に鼻歌まじりに
運転できる車や自転車ですが
 
「はじめてそれに乗った時」
 
のことを思い出してください。
 
(ここでは「はじめて車に乗った時」を
 少し見ていきたいと思います)
 
 
運転席に座ると、ハンドルがあり
目の前にいくつも計器盤があります。
 
左の手元を見ると
シフトレバーの周りに
数字やアルファベットが
いくつも書かれています。
 
「いったいこれを
 どうやって運転して
 コントロールすればいいんだ?」
 
と、“軽いパニック”になりませんでしたか?
 
 
車は冷静に考えてみると
かなり複雑な操作をしています。
 
・周囲の状況を見ながら
 ハンドル、アクセル、ブレーキを調節する
 
・マニュアル車なら停まる時
 動き出す時に、クラッチと
 アクセル&ブレーキを絶妙に調整する
 
こういったこと全てを
まわりの状況に調和させながら行う。
 
もう無意識に、鼻歌交じりに
時には眠気さえ起こせるほどに
今では慣れている車の運転ですが
 
冷静に考えてみると
かなり複雑な操作をしているとわかります。
 
 
今の自分から
車にはじめて触れた時の
昔の自分を眺めてみてください。
 
目の前に情報があり過ぎて
パニックを起こして
小さく縮こまる自分がいるはずです。
 
 
新人スタッフはそれと同じ状態です。
 
「目の前に情報があり過ぎて
 頭が容量オーバーを起こして
 パニックになっている」
 
のです。
 
 
===============
 
その作業に慣れていない人は
脳の多くの領域を使っている
 
===============
 
 
以前、ある映像を見たことがあります。
 
それはある作業をしている時の
 
・その作業の達人
・その作業レベルが普通の人
 
の脳の活動領域を
計測したモノでした。
 
 
すると、
達人は脳がほとんど活動しておらず
ごく一部が小さく活動していました。
 
それに対して、その作業レベルが
普通の人は脳の多くの領域が活発に
活動していました。
 
一見すると、
達人の方が脳の多くの領域を
働かせているようにも思いますが
 
そうではなく、
その作業に相当に慣れると
脳をそれほど活動させなくても
その作業をなんなくこなせる
ようなのです。
 
それに対して、その作業レベルが
普通の人はそれに慣れていないため
 
多くの脳領域を働かせなければ
その作業ができない
ということのようです。
 
 
新人スタッフの脳を
同じように計測すれば
おそらく脳の多くの領域が
活発に活動しているはずです。
 
目の前に情報があり過ぎて
その全てに反応して
 
それらに対処するために
今まで人生で経験した役立ちそうなことを
一生懸命引っ張り出しているはずです。
 
はじめて車の運転席に座った時の
先生のように。
 
 
ですから新人スタッフが
 
・仕事をしていて
 次に何をしたらいいのかわからない
・覚えることが多すぎる
 
 
と感じるのは当然です。
 
 
===========
 
対処法1:
大きな理念を伝える
 
===========
  
 
ではどうすればいいか?
 
ひとつは先生の医院の
“理念”をシンプルな言葉にまとめ
それを伝えることです。
 
例えば、医院の理念が
「患者さんを満足させること」
だとすれば
 
新人教育の時にそれを伝え
さらに毎日の朝礼の時などに
またそれを伝えます。
 
これを根気よく続けます。
 
すると、その新人スタッフの行動指針に
 
「患者さんを満足させるためには
 どうすればいいか?」
 
が根付きます。
 
すると、理念に基づく行動を
自然にするようになります。
 
 
理念や行動指針は
目の前にある無数の情報を
ふるいにかけて
 
結果的に「情報量を減らす」
作用があります。
 
目の前にある無数の情報の中から
「理念に関係する情報だけを選べばいい」
からです。
 
新人スタッフに理念を示し
浸透させることで
 
「目の前に情報があり過ぎて
 パニックになっている新人スタッフの
 脳の負荷を減らせる」
 
のです。
 
 
================
 
対処法2:
役職ごとに小さな理念を伝える
 
================
 
 
もうひとつは、役職ごとに
理念に基づく“小さな理念”を
伝えていくことです。
 
基の大きな理念が
「患者さんを満足させること」
だとします。
 
そしたら受付では
それに基づいて
 
「患者さんを待たせないこと」
 
などが小さな理念になります。
 
この小さな理念を伝えることで
受付についた、新人スタッフの頭に
溢れてる情報量を減らせます。
 
同じように、他の役職でも
 
新人スタッフに
大理念に基づく“小さな理念”を
繰り返し伝えて浸透させていきます。
 
 
こうして新人スタッフの
頭の負担を減らすことで
 
・仕事をしていて
 次に何をしたらいいのかわからない
・覚えることが多すぎる
 
などの悩みを予防して
辞めていくのを防ぐことが
可能になります。
 
 
今日も最後までご覧くださり
ありがとうございました。
 
 
株式会社デントランス
黒飛
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全国の歯科医師の先生に役に立つ情報を
無料メルマガとしてお届けしております。
登録はメールアドレスを入れるだけです。
是非、ご登録下さい。
↓↓↓↓↓↓
https://bit.ly/2IRj2FB
━━━━━━━━━━━━━━━━━━