整体院から学ぶリコール@歯科

整体院から学ぶリコール@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
昨日は大阪市の医療法人の理事長と
ミーティングをして、
4つ目の分院展開について話しました。
 
今日は心斎橋でずっと事務仕事です。
頑張ります(^^)
 
 
さて、本題です。
 
先日、とあるブログ
(整体院のブログ)を見ていたら、
面白いことが書いてありました。
 
それはリピート患者を増やすアイデア
に関する記事です。
 
 
整体院でも新規集患は難しいので
経営的には、患者さんにリピート
してもらうことが重要になります。
 
ところが、技術に自信があり
患者さんを治療することに誇りを
感じている院長ほど
 
患者さんに「また来てくださいね」とは
言えないようです。
 
整体院も身体のことで
悩んでいる患者さんが通うところですから
「また来て」とは言いにくいのは
理解できます。
 
「また具合が悪くなりますよ」
「具合が悪くなったら嬉しいな」
と言っているように
感じるのかもしれません。
 
歯科医院の先生にも
通じるところがあるでしょう。
 
 
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リピート患者を増やすアイデア
 
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そうは言っても
新規集患だけに頼っていては
廃院してしまうので
やっぱりリピート(リコール)は必要
 
ということで、とった施策が
「30日間健康チャレンジ!」
だそうです。
 
「1ケ月以内に3回の来院で
 健康グッズ(3,000円相当)を
 プレゼント」というものです。
 
この狙いはズバリ「習慣化」です。
 
「3週間続けたことは習慣化される」
 
という、人間の習性を利用した
リピート・キャンペーンです。
 
整体院の場合、当然、行けば
身体の調子が良くなるので
一旦、習慣化できれば、継続して
来院してくれる可能性が高くなります。
 
そして、このような
「患者さんの健康増進キャンペーン」
にすれば、整体院の先生やスタッフも
堂々と患者さんにオススメできる
というわけです。
 
 
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参考にしたい2つのこと
 
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私たち歯科医院は整体院とは違いますが
ここで参考にしたいことが2つあります。
 
一つは「習慣化」。
 
もう一つが
「患者さんの健康増進キャンペーン」
です。
 
習慣化については、むやみやたらに
治療回数を増やすことはできませんが
通常、1回で治療が終わることは
ほとんどありません。
 
ここでのポイントは、治療と治療の間の
インターバルです。
 
この期間が長すぎると中断率が増えますし
治療終了後の定期健診受診率も下がります。
 
ですから、2回目の治療は
できる限り1週間以内を守るようにします。
 
もちろん患者さんの都合もありますが
治療の途中であれば、ある程度は
患者さんも無理をしても
来院しようとするはずです。
 
2回目の治療が1週間以内にできれば
3回目以降の治療も
1週間以内にできる可能性が高くなります。
 
そうやって、通院することの抵抗を
徐々に下げていければ、
治療が終わった頃には
通院することが自然になります。
 
 
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「患者さんの健康増進キャンペーン」
 
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そして、治療が終わったら
定期検診プログラムに移行します。
 
ここで使えるのが
「患者さんの健康増進キャンペーン」
です。
 
通常であれば、
3ケ月後に検診を受けてくださいね
とか言うだけだと思いますが
これをキャンペーンという形で
半強制的に行います。
 
プレゼントをするかどうかは
各医院の考えによって違うでしょうが
 
例えば、最初の3ケ月間は
毎月、ケアの状況を確認する
簡単なものとして
 
3ケ月目に通常の検診を行うことで
毎日のケアを正しく行えるようにする
キャンペーンを張ります。
 
1ケ月ごとに歯ブラシ1本をプレゼントし
次回チェック時には、その歯ブラシを
持参してもらって、必要に応じて
ブラッシング指導するなどでもいいでしょう。
 
毎月、プラークの付着度合いを記録して
徐々にケアが上手になっていくことを
実感してもらえると、
 
患者さんのモチベーションも上がって
歯の健康増進に興味を持つようになる
かもしれません。
 
それに、
「患者さんの健康増進キャンペーン」なら
スタッフも勧めやすくなるでしょう。
 
その他にも、
色々なアイデアがあると思います。
 
ぜひ、スタッフの皆さんと
「患者さんの健康増進キャンペーン」の
アイデアについて話し合ってみてください。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師
黒飛一志