「考えるフリ」で満足していませんか?@歯科

「考えるフリ」で満足していませんか?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日の大阪は曇です。
台風12号はそれましたね。
 
 
本題です。
 
 
最近、特に感じることですが
私たちの思考するための環境が
どんどん悪化していきます。
 
じっくりと考える時間を
確保できないのです。
 
電話が鳴ったり、スタッフや家族が
話しかけてくるだけではありません。
 
スマホを持っているだけで
メールやニュースの通知が入ります。
 
別の観点では
インターネットで検索すれば
「考えなくても」情報が次から次へと
入ってきます。
 
その情報を理解・処理するだけで
疲れてしまいます。
 
情報をインプットするだけで
「考えたつもり」になってしまいます。
 
これは先生がそうだ
と言っているのではありません。
 
私も含めて、多くの人が
そういう状態なのです。
 
ですから、いくら時間があっても
やろうと思ったことができないのです。
 
 
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アウトプットを伴う思考のススメ
 
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アウトプットが伴わない思考は、
正直、時間の無駄です。
 
●何らかの結論
●何らかのTODO(次のタスク)
 
に結びつかなければ、
考える意味がありません。
 
このようなアウトプットを伴う思考は
かなり疲れます。
 
ですから、無意識に逃げようとします。
 
それに打ち勝ち、疲労感が伴うような
そんな思考の時間を取ることが重要です。
 
つまり、情報を集めて終わるのではなく
その情報を活用して結果を出すのが
重要だということです。
 
当たり前の話ですが
情報を集めただけで、結果が出ると
錯覚してしまうのが問題なのです。
 
 
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情報を活用するために必要なこと
 
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情報だけがいくら集まっても
なかなか深い思考はできません。
 
情報が多ければ多いほど
逆に情報に溺れてしまい
「思考の迷子」になってしまいます。
 
あれも、これも、こんなのもある、と
思考が拡散してしまい
一体、何を考えていたのかさえも
わからなくなってしまう状態です。
 
そのような「思考の迷子」を防ぐには
パターンを知っておくと良いでしょう。
 
例えば、先生は歯科治療のパターンを
いくつも持っているはずです。
 
それがあるから、
得られた情報を組み合わせて
効率的に最善の治療ができていますよね。
 
全くパターンを持っていなかったら
問診や触診、観察情報から
結論に達するには、
相当の時間がかかるでしょう。
 
これこれ、こういう情報があるなら
こういう可能性が高いので
この治療法で行こう
と考えられるわけです。
 
 
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数多くのパターンを持つためには
 
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残念ながら、思考パターンの
辞書のようなものはありません。
 
「思考法」のようなものはありますが
抽象的ですぐに役立つものではありません。
 
ましてや、歯科医院の経営に関することや
スタッフのマネジメントに関することになると
どう考えれば良いか?から
スタートとなります。
 
では、どうすれば良いかというと
ひたすら類似事例を見て考える
ということです。
 
脳が悲鳴をあげる程度まで
とことん考え抜きます。
 
「ブレインストーミング」という
思考法がありますが、普通の人は
ストーミング(嵐)まで行っていません。
 
あれは「もうアイデアが出ない」
となって初めて準備段階が終了です。
 
それから、更に知恵を絞り出すのが
本来のやり方です。
 
そこまで、
考えに考え抜く必要があります。
 
できれば、そこで得られた結果を
小さくテストしてみるのが良いでしょう。
 
そうすると、どの思考のどこが違うのかが
明確になって、次からは、より深く
考えられるようになります。
 
そういうパターンの引き出しを
たくさん持って入ればいるほど
思考が楽になります。
 
「できる人」というのは
そういう引き出しを
たくさん持っている人です。
 
そうなるためには、
実際のケースで考え抜くという経験が
必要になります。
 
とにかく、考えるなら
脳が疲労感を覚えるくらい
トコトン考えましょう。
 
「考えるフリ」は
時間の浪費でしかありません。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志
 
 
PS
 
来週水曜日の夜20:00には
デントランスのFacebookライブをご覧ください。
 
たくさんの引き出しを持った、
大阪大学歯学部卒の植田憲太郎先生が
特別な話をしてくれます。
 
タイトルは
「最新のデジタルデンティストリーで
 治療を超えた医院作り」です。
 
ICT化に成功した
デジタル歯科医院とは・・・
 
先生に情報をお伝えできることを
楽しみにしております。
 
 
詳しくは、
セミナーページをご覧ください。
 
https://dentrance.jp/seminar.html