こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
歯科医院を経営するにあたって、
絶対に忘れてはいけないことは
たくさんあります。
そのひとつが
「スタッフに、きちんと有給休暇を
消化してもらうこと」
でしょう。
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「有休を取れない歯科医院」
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ブラック企業という言葉がよく聞く時代に
そんな噂が流れることは
大きなダメージになるかもしれません。
歯科助手、歯科衛生士の
求人商圏は狭いですから・・・
昨今の日本では、有給休暇の取得は、
歯科医院だけの問題ではありません。
数多くの企業で大きな課題となっています。
ノルマと書いてもよいくらいです。
そんな風潮の中で歯科医院は
どこも、人材難に陥っています。
「求人を出してもなかなか応募が来ない」
そうなっても全然
驚くにはあたらない時代です。
マンパワー不足と隣り合わせの状況で
医院経営をやっていると、
スタッフが仕事を休むことに
いっそう神経質に
なってしまうかもしれません。
しかしだからといって、
スタッフに有休をとらせないのは
全然正しい選択ではありません。
有休取得はスタッフの当然の権利です。
スタッフに、思う存分
決められた有休を満喫してもらうことが、
あなたの医院が「ブラックだ」という
困った噂を立てられずに済む方法でしょう。
スタッフのモチベーションを
高めてもらう上でも、有休を
適正に消化してもらうことは大切です。
(今まで、年休を取らせないことが
当たり前の業界だったと思います)
ところで、有休の付与でたまに
問題となるのは朝電話が来て、突然
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「今日、有休を使いたいんです」
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と、いわれた場合です。
スタッフに有休を無遠慮に利用されることは、
確かに避けたいところです。
患者さんの診療がうまくできなくなって
しまうのでは困りものです。
つまり、問題となるのは
「当日の、有休の申請」でしょう。
健康管理に気を付けていても、
朝目が覚めたときに体調の異変を
感じることは、完全には回避できません。
そのため、スタッフが朝電話をかけてきて
「今日、仕事に行けません」
「休ませて下さい」
と、懇願してくることがあります。
体調が悪いのに無理に
働かせるわけにはいきませんが、
このとき「有休を使わせて下さい」と
お願いしてくることがあります。
このようなお願いは、全面的に
認めるべきでしょうか?
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当日のいきなりの有休申請、
認めるか認めないかの判断基準とは?
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この点に対しては、いろいろな意見が
あるのではないでしょうか。
黒飛であれば、普段から真面目に
働いてくれるスタッフに対しては、
なるべく認めてあげたいと考えます。
しかし、気を付けないといけないのは……
「急に休みたくなっても、簡単に
有休を使って休めるみたい」
「じゃ、私も真似して休もうかな」
「今度、****があるけど、
具合悪いふりして有休使おうかな」
なんて、スタッフたちに
偏った解釈をされてしまうこと。
スタッフたちがどう思うか?
それは、院長であるあなたには
なかなかわからないものです。
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当日の有休申請、スタッフたちに
悪用されることを防ぐには?
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完璧な解決策は
どこにもないかもしれません。
しかし、ある程度の抑止力を
期待できる措置だったら考えられます。
しかも、簡単な方法があります。
それは、体調悪化の証明を求めること。
体調不良を理由に、当日の有休申請を
求めるスタッフに対しては、
医療機関から診断書を書いてもらって
提出するようにしたほうが無難でしょう。
そうすれば、スタッフたちに対して
「具合が悪いとき以外は、
急に休みたくなっても有休は使えず、
欠勤扱いになってしまう」
というアピールになりますから。
※病院での診断書も、無料ではないですし
体調が悪いと病院に行くのも
ひと苦労かもしれません。
中には、通院するのを
体力的・経済的な理由から
我慢する傾向があるスタッフも
いるかもしれません。
それでも、診断書の提出を
義務にすることは、スタッフの勤怠を
管理する上では必要なことでしょう。
もちろん、逆に有休消化に
どうせ休むならそうしてもらいたいという
先生もいるかも知れませんので
一概に今日のブログが当てはまるとは
限りませんが、
少しずつでも先生の歯科医院のルールを
整備することが、20年以上安定する
歯科医院を作っていく上で必要なことだと
考えます。
ぜひ、ヒントを得て貰えればと思います。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志
P.S.
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