良いアドバイス、悪いアドバイス@歯科

良いアドバイス、悪いアドバイス@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日、大阪は晴れ時々曇です。
 
本日は、
アポイントシステム「アポツール」を
販売する、株式会社ストランザの方と
打ち合わせを行っております。
 
弊社で動画制作をした歯科医院さんに
患者さんへの動画配信システムを導入する
ためのミーティングです。
 
また完成しましたら
報告しますね。
 
 
さて、本題です。
 
 
「アイツは、人の話を全然聞いていない」
 
「時々、アドバイスしたことを無視して
 勝手なことをやりやがる」
 
「俺の指示したことを嫌々やってる感が
 溢れてるんだよな」
 
これは、先日
仕事の帰りに新幹線に乗っていた時
後ろの席のサラリーマンたちが
話していた言葉です。
 
どうやら、同じ部署の
部下のことらしいです。
 
先輩としてよかれと思って
アドバイスしたのに
後輩君は、どうも素直に聴かない
といった状況のようでした。
 
しかも、その後輩君は
仕事ができないという状況でもなさそう。
 
で、先輩としては、面子が立たない
ということで、不満があったようです。
 
先輩としては、アドバイスしたことを
ハイハイと聞いてくれて
 
「アドバイス、ありがとうございました」
と言ってくれる素直な後輩なら
と思う気持ちは理解できます。
 
ですが、意外と仕事ができる後輩の方が
素直ではなく、ちょっと生意気な
感じがする人が多いような気がします。
 
 
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「素直でない人」の特徴
 
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一般的に、「素直でない人」は
人の意見や目の前の出来事に対して
疑問を持つ傾向にあるようです。
 
批判的な目で見ている
と言っても良いかもしれません。
 
反対に、「素直な人」は
特に疑問を持つこともなく、
言われたままにやることが多いでしょう。
 
どちらが良い悪い、というのではなく
どちらも一長一短があると思います。
 
ただ、「素直でない人」に
いきなりアドバイスするのはどうか?
と思います。
 
というのも、その人からすると
それまでやっていたことに
水を差されたわけです。
 
アドバイスした方の気持ちにかかわらず
捉え方によっては、「批判された」
と感じるかもしれません。
 
そうなると、反発心を抱き、
アドバイスに対して疑いを持ちます。
 
「このアドバイスを聞いても
大丈夫だろうか?」と。
 
それでも、立場が上の人から
アドバイスされたので一応は
「わかりました」と言いますが
心の中では腑に落ちていません。
 
そうなると、当然仕事の能率は落ちるし
望んだような成果も出ません。
 
結局、「あの人のアドバイスを
間に受けるんじゃなかった」
となってしまいます。
 
 
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注意!先生のアドバイス
 
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このようなことは
歯科医院でも起こっているのでは
ないでしょうか?
 
先生がどう思おうが、院内では
先生の指示・アドバイスは絶対です。
 
少なくともスタッフはそう思っています。
 
今時の若いスタッフは
 
「えぇ、先生、本当に
 それが良いんですか?」と気軽に答えるでしょうが
 
先生が「それが良いんだよ」と言えば
それで決まりです。
 
そして、その責任は、暗黙のうちに
先生に移っていきます。
 
「先生が良いと言ったんだから」
という具合です。
 
先生は、スタッフのために
良かれと思ってやったアドバイスが
逆に、スタッフの自主性を奪う結果に
なることもあります。
 
では、どうしたら良いのでしょうか?
 
 
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アドバイス時のちょっとした工夫
 
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アドバイスをする状況にあるということは
それ以前に何かをしていたはずです。
 
具体的な作業でも良いですし
何かを考えているというのでも良いですが
何かで悩んでいることは確かです。
 
その行動をまずは認めるのです。
 
その上で、
スタッフが抱えている課題に対して
「どうしたいのか?」を聞き出します。
 
何だかんだ言っても、スタッフだって
悩みや課題を解決したいと思っています。
 
それを頭ごなしに「こうしたら」
と言われたら、反発したくもなります。
 
そうではなくて、一旦同じ立場に立って
悩みや課題に「共感」して、スタッフが
アドバイスを受け入れやすい状況を
作り出すことが大切です。
 
より高度なテクニックとしては
そのアドバイスを
「自らが考えついたようにする」
というのもありますが
 
少なくとも、スタッフから
「何か良い方法がありますかね?」と
アドバイスを求めてきて初めて
アドバイスを行うのが良いでしょう。
 
面倒くさいと思われるかもしれませんが
このちょっとした工夫だけで
その後のスタッフの行動が
大きく変わります。
 
ぜひ、お試しください。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志