こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
最近は、むし歯の予防に関する情報が
手に入りやすい時代になりました。
私が子供のころは
インターネットというものが
ありませんでした。
このため、今のようなスマホひとつで
簡単に情報を取得できてしまう時代とは
雲泥の差がありました。
※もっとも、ベテランの先生方によると、
むし歯は80年代の時点ですでに
だいぶ減っていたようですが。
昭和中ごろから新聞・出版・放送
といったメディアで
むし歯に対する啓発が行われた結果、
バブル経済のころは
すでにむし歯に対する意識改革は
けっこう進んでいたのだと思われます。
では、もはやむし歯に対する情報の発信は
あまり重要なことではないでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
情報が手に入りやすい時代だからこそ
不十分な情報も同時に
広まってしまうのです。
そこで歯科医院には、
正確かつ十分な情報の発信という役割が、
新たに求められているのではと
考えております。
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巷に広がる、むし歯の予防ができる
ツールといえば?
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むし歯は長い間、歯科医院に対して
一般の市民がいちばん
改善を求めてくる難題でした。
しかし、最初に書いたように、
むし歯の治療や予防に関しては
この数十年でだいぶ意識改革が
進んでいるのですが……
ところが、それにもかかわらず
誤解がいまだに見つかるのです。
たとえば、むし歯の予防を
実現するための方法として、
以下のような選択肢があるでしょう。
・フッ素
・キシリトール
・シーラント
など
これらは、歯科医院に通院することで
手に入るサービスでもあります。
それと同時に、今ではAmazonや楽天市場で
あるいは一般の店頭で、
さまざまなアイテムを
買い求めることができます。
キシリトールが配合されたガムは、
よい例でしょう。
(繰り返しになりますが)
このような情報を
正確に&的確に発信していくことは、
現代の歯科医院にとって
非常に重大な使命ではないでしょうか。
少なくとも黒飛はそう捉えています。
どうしてそのように感じるのかといえば、
ところどころ偏った情報を
キャッチしてしまう患者さんが
ものすごく多いという現実があるからです。
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誤解されがちな
キシリトールの現実に関して
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キシリトールのようなむし歯予防に
つながるアイテムは
それなりに普及しています。
世の中に登場してから、すでに
かなりの歳月が経過していますから。
ところが。
せっかく役に立つ
アイテム・技術でありながら
「知らない人は知らない」のです。
よくご存じの方との、
情報量のギャップは
驚くほど開いているのです。
たとえば、むし歯の予防効果を
期待できるとはいっても
完全無欠なものではありません。
黒飛が、いちばん解いて頂きたい誤解は
「キシリトールを使っていると
歯科医院に通わなくてよくなる」
というものです。
キシリトールを愛用すれば
むし歯に絶対にならなくなるわけ
なんてことはないですし、
むし歯以外にも口腔内のトラブルは
歯周病をはじめたくさんあるわけです。
予防目的等で、定期健診が必要なのだと
認識して頂きたいところです。
先生もぜひ、医院の患者さんに対して
キシリトールに対して的確な認識を
して頂けるように
がんばって頂けないでしょうか。
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キシリトールに対する正確な情報は
物販の販売とセットで!
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さて、情報をしっかりと
伝えることがうまくできたら、
その先にはさらに、
目指して頂きたいゴールがあります。
それは、物販品への誘導です。
キシリトール入りのガムや
フッ素配合のペースト等なら、
院内の物販コーナーに
入荷・陳列することは簡単でしょう。
すでにやっている歯科医院は
本当にたくさんありますし。
そのような予防グッズに関する
正確な情報を患者さんに提供しながら、
適度におすすめするのが
到達点と呼べるでしょう。
※商品のPRはやりすぎてはいけません。
しかし遠慮しすぎるのも
あまりよくないでしょう。
適度なPRと、
適度な説明をミックスさせることで
物販品の売り上げを
増やしていけるのです。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志