「沈黙」は金か?

「沈黙」は金か?

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日は、水曜日です。
 
週末までの折り返しですね。
 
 
さて、これから
山や海に出掛ける機会も
増えてくるのではないかと思います。
 
特に最近は
「山ガール」という言葉にもあるように
登山する女性が増えています。
 
ところで、登山で遭難する一番の原因を
ご存知ですか?
 
転倒・滑落とか高山病などが
多いように思えますが
警察庁の報告によると
「道迷い」が最多だそうです。
 
登山の素人集団による「道迷い」も
あるかもしれませんが
 
登山経験の豊富な人がリーダーの
パーティーでも起こるそうです。
 
その理由は、リーダーに対して
メンバーが疑問を呈しない環境にある
ということのようです。
 
 
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ちょっと想像してみてください
 
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先生が登山初心者だとします。
5人のパーティーで山頂を目指します。
 
リーダーは登山歴15年のベテラン。
その他のメンバーは全員初心者。
 
リーダーの指示に従って
登山を開始しました。
 
山の中腹あたりまできた時
先生は違和感を感じました。
 
確か、この辺りは
山の南斜面を西の方角に
進んでいるはず。
 
木々の間から時々見える太陽は
左側にあるはずですが
実際には、後ろの方に見えます。
 
「この方角でいいのだろうか?」
 
 
さて、ベテランのリーダーに
「方角が合っていますか?」
と聞くことができるでしょうか?
 
 
初対面のリーダーで威厳がありそう。
 
登山前のミーティングでも
「俺の言うことを聞け!」
のような雰囲気を
漂わせているリーダーなら
なかなか聞けないですよね。
 
 
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沈黙は「金」ではなく「危険」
 
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これに似たことは、
どのような組織にでも
起こりえることです。
 
特に、リーダーの力の強い組織では
メンバーがおかしいと
思っても無意識のうちに
「沈黙」
が当たり前になっている
ことがあります。
 
リーダーも人間ですから
当然、間違いを犯すことがありますし
それを指摘して欲しいと思っています。
 
ですが、メンバーが
リーダーに対して意見を述べるには
相当の勇気がいります。
 
いつの間にか
「沈黙すること」
が組織の不文律になっている
ことがあります。
 
 
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「沈黙の壁」を打ち破る方法
 
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そうならないためには
自由に意見を述べる雰囲気作りが
大切になります。
 
もちろん、何でもかんでも
意見を述べるというのでは
統制が取れなくなってしまいます。
 
 
そこで、組織のルールが必要になります。
 
例えば、患者さんのメリットになることは
自由に提案していいが、それ以外で
経営に関することはノーとか。
 
その上で、どんな意見であっても
まずは、意見を言ってくれたことに
お礼を言ってから、先生の見解を話す
といったやり方です。
 
ルールは明文化するのが望ましいですが
例えば、歯科医院の理念に関することは
自由に意見して良い、といったものでも
構わないと思います。
 
歯科医院には歯科医院の雰囲気
というものがありますので
それを考慮して、具体的なやり方を
考えてください。
 
スタッフの
「沈黙の壁」
を破ると歯科医院も
活性化しますし
スタッフも生き生きと
仕事ができるようになります。
 
そういった雰囲気やルール作りも
あなたの重要な仕事のひとつです。
 
 
今日も最後までご覧くださり、
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志