非常識と言われる歯科医師になりましょう@歯科

非常識と言われる歯科医師になりましょう@歯科

こんにちは、
黒飛です。
 
 
今日は大阪、天気も良く
気持ちの良い1日です。
 
 
さて、
セミナーの休憩時間などに
勉強熱心な院長先生から
このような悩みを相談されます。
 
「他の歯科医院との競争に勝つためには
 差別化が大事と言われるが
 どうしたらいいかわからない」
 
という悩みです。
 
普通「差別化」というと
患者さまへのサービスであったり
最新の設備・機材の導入であったりと
目に見えるところに注意がいきがちです。
 
相談にこられる院長先生も
このような「目に見える施策」を考えているが
どうだろうか?というケースの相談が大半です。
 
 
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競争優位を保つ「差別化」とは?
 
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「差別化」とは、
ライバル医院が真似のできないことで
自医院を他医院と区別することです。
 
ですから、他医院と比較できるモノ
つまり、「目で見える違い」に
着目しがちなのは自然の発想でしょう。
 
ですが、ここでちょっと考えてみてください。
 
このような「目で見える違い」は
他医院がその気になれば
真似をすることができますよね。
 
そうすると、一時的には「差別化」されても
長持ちする「差別化」にはなりません。
 
すぐに真似の出来る「差別化」は
競争優位を保つための「差別化」にはなりません。
 
つまり、
競争優位を保つための差別化とは
実は目に見えないところの違い
である場合が多いということになります。
 
 
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「目に見えない差別化」の例
 
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歯科業界の例では
色々と差し障りがあるかもしれませんので
今日は、アメリカのレストラン業界の例を
ご紹介します。
 
 
業績が低迷していた
あるレストランチェーンの経営者は
 
「レストランチェーンにとっての最大の課題は
 料理の質とサービスに一貫性を持たせること」
 
だと仮定しました。
 
そして、料理の質とサービスに
一貫性を持たせることができない理由は、
頻繁に店長が交代することにあると結論付けました。
 
当時の、アメリカのレストラン業界では
頻繁に店長が交代することは
業界の常識だったそうです。
 
普通の経営者なら、業界の常識なので
「これはしょうがない。自分では何ともできない」
としてあきらめるのでしょうが、
この経営者は違いました。
 
彼は、なんと、驚くべき報酬制度を導入して
店長の90%が同じレストランに
5年以上とどまるように工夫したのです。
 
その結果、そのレストランチェーンの利益は
アメリカのレストラン業界のトップにまでなったそうです。
 
(「スケーリング・アップ」ダイレクト出版より)
 
 
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「差別化」要因を見つける簡単な質問
 
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もし、院長先生が
他医院との「差別化」を考えていらっしゃるなら
こんな質問を自問してみてください。
 
「歯科業界の一番嫌いなところを
 1つ挙げるとしたら何だろう?」
 
「歯科医院経営で、
 自分を本当にイライラさせるものは何だろう?」
 
「自医院の成長を
 押しとどめているものは何だろう?」
 
それは、巨大なコスト要因かもしれません。
スタッフの質なのかもしれません。
あるいは時間要因かもしれません。
 
問題は、先ほどのレストラン業界の例のように
状況のまっただ中にいると、業界の標準として
受け入れられている本当の問題が
見えなくなりがちなことです。
 
歯科業界の標準や常識を疑ってみてください。
 
あるいは、他の業界で普通にやっているのに
歯科業界ではやっていないことは何なのか
探ってみてください。
 
きっと、いろいろな気づきがあると思います。
 
 
歯科医院にとって非常識なことを
先生が気づく機会を作っております。
 
それがリッツカールトン大阪と東京
で開催する「歯科経営塾」です。
 
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スタッフ教育はするものだと常識では
考えられていますが、教育なしで
歯科医院経営をすることも可能です。
 
違う確度から見てみましょう。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師 
黒飛一志