こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
日曜日は、博多に行って
インビザラインの勉強会に参加してきます。
患者さんを幸せにしながら、
マウスピース矯正を普及できるように
していきたいと思います。
患者さんにマウスピース矯正を
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さて、本題です。
歯科医院経営もビジネスですから
利益を上げることが必要です。
黒飛がそう言うと
「また、お金の話か」と
思われるかもしれませんが
利益があるからこそ
医院の施設や機材やスタッフ教育に投資でき
結果的に、患者さんに喜ばれる医療を
提供できるようになります。
誰かが言ったことですが
「お金は企業の血液」です。
血液がなくなると企業は死んでしまいます。
歯科医院でいえば「廃業」です。
私たちは、地域医療に貢献するためにも
利益を上げなければならないのです。
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誰に経営を学べば良いか?
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利益を上げるために、
私たちは先人の知恵を使ったり
成功者をモデリングしたりします。
この成功者ですが、その多くが
銀行や証券会社の経営者であることは
ご存知でしょうか?
例えば、アマゾンのジェフ・ベゾスは
証券会社の出身です。
日本でも、楽天の三木谷氏は
旧・日本興業銀行(現・みずほ銀行)の
出身です。
その他にも、任天堂の君島社長や
タリーズの松田社長は三和銀行出身ですし
アサヒビールの樋口社長は
住友銀行出身です。
このように、
ビジネスで大きな成果を挙げている人は
金融業界の出身者が多くいます。
では、なぜ、金融業界の出身者は、
大きな成果を挙げる事が
できるのでしょうか?
その秘密は
「お金に対する考え方」の違いです。
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「お金」を中心に物事を考える
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お金を中心にビジネスを眺めてみると、
ビジネスのモデルは
お金を増やす仕組みです。
入力(投資)よりも大きな出力(儲け)
を出すのがビジネスの仕組みです。
単純に言えば、ビジネスとは
経営者が投入したお金を効率良く増やす
ゲームなのです。
そして、このビジネスというゲームで、
鍵になるのは「お金の使い方」です。
単純にするために、
保険治療で考えましょう。
保険は治療費が決められていますので
同じ治療をする場合の収入は
患者さんの数に比例します。
ですから、多くの先生は集患・増患で
現在の投資(医院の施設やスタッフ)は
そのままで、収入を増やそうとします。
これは間違いではありません。
特に、リコールで
定期健診の患者数を増やすのは
ハガキなどのほんの少しの追加投資で
大きな効果があります。
一方で、チェアやスタッフを増やして
患者数を増やす方法もあります。
これには大きな追加投資が
必要になりますが、その分、
大きな収入増を見込める場合があります。
ただし、追加投資をしたのはいいものの
肝心の患者数が増えなければ
入力(投資)が出力(収入)を上回り
血液(お金)が回らなくなってしまう
リスクがあります。
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歯科医院経営で絶対にやるべきこと
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では、どちらがいいのかというと
それには絶対的な正解はありません。
両方ともやって利益を最大化するのが
理想でしょう。
そのためには、自院の経営と市場および
競合医院の分析を行う必要があります。
市場とは、自院エリアに
どの程度の患者がいて、
どんな歯科医療サービスを
必要としているかといったことです。
そして、その患者が通う可能性のある
競合歯科医院がどのような強みを持ち
どのような集患・増患をしているのか
といったことを調べるのが
競合歯科医院分析です。
このような分析データと
自院の強みや経営状況、スタッフなどを
考慮して、どのような戦略を取るのか
を決めます。
しかし、そのような理屈はわかっていても
実際に市場や競合分析をしない先生が
ほとんどです。
なぜなら、そういった分析には
時間も費用もかかるからです。
でも、それこそが大きな間違いです。
このような分析にかかるコストは
分析を行わずにミスミス逃した利益や
間違った判断をした時の損失に比べれば
非常に小さいのが普通です。
わざわざ外部に委託しなくても
日頃からアンテナを立てておけば
患者さんやスタッフ、近隣の人との会話
競合歯科医のホームページやタウン誌
などを見ているだけでも、
かなりの情報を得ることができます。
要するに、常に利益を最大化する
お金や時間の使い方を意識して
歯科医院経営に臨みましょう
ということです。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志
P.S.
この辺りのお話は、
リッツカールトン東京と大阪での
歯科経営塾で話しております。
http://dtr.jp/skj
経営の基本を学び直したい先生は
是非、来てください。