スタッフの身だしなみも患者さんは見ています@歯科

スタッフの身だしなみも患者さんは見ています@歯科

こんにちは、黒飛です。

 
あけましておめでとうございます。

本年も先生方に有益な情報を
提供するべく、ブログを書いていきます。

どうぞよろしくお願いします。

 
本日は、院内における
スタッフの身だしなみについてです。

実は年末に、面接に来られた
20代前半の女性のメイクが
考えられない位、激しかったので

(つけまつげの数が歌劇女優のように
多く、目が非常に大きく見えたのです…)

このトピックスにしようと思ったわけです。
新年からまずはきちっとしたいですね。

 
この点は、メールの中でも
ニュースレターの中でも、これまで
何度か言及したことがあります。

これは簡単には結論を出せない問題ですが
全然揉め事にならない医院だって多いです。

かと思いきや、スタッフが退職する原因に
なってしまった事例だってありますし、

患者さんとのちょっとしたトラブルに
展開してしまった事例だってあります。

いずれにしても、あなたの医院内で
少しでも問題になりそうなら、早めに
対策を打ったほうが安全でしょう。

 

スタッフの身だしなみ、
決まりをつくる際のポイントとは

 
院長にできることは、やはりルールづくり。

では、スタッフたちの身だしなみに、
一定の決まりを設けるとして、
何を心がける必要があるでしょうか。

 
1.患者さんの大多数が、
拒否反応を示さない範囲に絞る

これがいちばんの焦点ではないでしょうか。

とはいえ、患者さんの考え方や価値観も
おひとりおひとりでバラバラです。

つまり、患者さんすべてに合わせた対応を
することは基本的に不可能です。

それから、地域差や診療科目による
違いだって出てくることでしょう。

たとえば、地方で少子高齢化が
進んでいるところで経営しているなら、
患者さんの過半数がご高齢の方で
占められても不思議ではありません。

そのようなところであれば、
華美な髪形やメイクには
相当の拒否反応を示しそうです。

※気になるようなら、一度患者さんの
意識調査を試みるのもよいでしょう。

つまり、治療内容等のアンケートを
実施するときに、身だしなみ関係の
質問も多少混ぜてみるわけです。

 
2.全スタッフ間で、なるべく不公平さが
出ないように意識する

これも大きなポイントです。

たとえば、
「人によっては茶髪がOKで、
人によっては茶髪がNG」
なんて結果を招いてはいけないわけです。

しかし、これも一筋縄にはいきません。

たとえば男性と女性では、
どうしても違いが出てきます。

髪の長さや色にしても、男性・女性で
差がつくことはザラにあります。

※よく飲食店のアルバイト面接では、
「男性で、肩にかかる以上の長さはNG」
「女性は必ず勤務中は髪をまとめて~」
なんていいますが、茶髪くらいなら
もう解禁される傾向が強まっています。

とはいえさすがに、
ヴィジュアル系バンドのような色はNG、
となっているところがまだ多いですし、
茶髪にしても「明るすぎるとNG」
となっているところが依然として
少なくない模様です。

また髪の色については、
白髪のような理由で染めている場合と、
単にファッションで染めている場合の
2通りが考えられます。

このような場合に、
「片方はOKで片方はNG」になると、
不満を持つスタッフが
出てくる可能性は否定できません。

完全に全スタッフを公平に扱うことは
不可能かもしれませんが、
院長のあなたの努力でなるべく
不公平感を解消する必要があるでしょう。

 
3.必要に応じて、身だしなみの
ガイドラインを設けて配布する

これは、あくまでも
必要性を感じた場合だけでOKでしょう。

ただし、スタッフの面接の際や、
新人を雇ったばかりのときは
ガイドラインを示して
了承を求めるのはいい手です。

※なお、あまり細かな決まりをつくったり、
厳しく規制したりするのは考え物です

(それでは、まるで中学校・高校の
校則のようになってしまいます!)。

いずれにせよ、よく議論の的になる点は、
ある程度の基準をあなたが決めて
明記したほうが得策でしょう。

 

たとえば、

「茶髪は、完全にNGではありません。
しかし、明るすぎたり目立ちすぎると
医療機関にふさわしくありませんから
控えましょう」

「勤務中は、ジェルネイルや
スカルプチュアは取り外しましょう。
カラーにしても、華美な色を塗るのは
控えましょう」

「髪の色に関しては
日本ヘアカラー協会のレベルスケールで
レベル●までにしましょう」

「メイクは控えめでナチュラルが患者さんに
好まれます。できるだけナチュラルさを
心構えましょう」

といった内容を記載するわけです。

 

女性がよく働く職場である以上、
身だしなみの問題は避けられません

 
身だしなみのことで、揉め事が
もし起きそうなときは、
院長が先手を打つことがいちばん。

大きな問題になる前に速やかに
対処するようにしたいものです。

 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。

 
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メールください。

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