簿記を院長が学んだ方がより理由@歯科

簿記を院長が学んだ方がより理由@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日は大阪からです。
 
 
今、このブログを
お読み下さっている先生をはじめ
 
歯科医師は、生涯を通じて
勉強を繰り返す必要があります。
 
医療は年々進歩していますから、
新たな治療等を随時、学習しないと
歯科医院の発展は到底見込めません。
 
また院長になれば、
経営や労務といった
大学では教えてもらえない分野の学問も
自主的にやらないといけません。
 
それに歯科医師以外のスタッフ、
歯科助手や歯科衛生士たちだって
たまには勉強をする必要があるでしょう。
 
 
ところで、歯科医師が
あまり学習しない分野の学問が
いろいろとあることに、
先日、ふとしたきっかけから
気づかされました。
 
その中で今回のブログでは
「簿記」という分野の学問に
焦点を当てたいと思います
 
 
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歯科医院の経営者にとって
簿記の素養は無駄ではありません
 
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簿記はもっぱら、経理関係の技能を
身に着けるためにつくられた資格
というイメージが強いでしょう。
 
実際に、企業の経理部では
簿記の資格を持つ社員が
所属しているのが当たり前です。
 
(必須資格ではないため、
 持っていない方だって多いのですが)
 
では、そのような事情を
歯科医院にあてはめるなら? 
 
・受付・事務のスタッフ
・院長秘書
・事務長
 
これらのスタッフが
簿記を知っていることが多いでしょう。
 
また、院長夫人が専従者給与の範疇で
仕事をしている場合
 
経理等に携わることは多いでしょうし、
簿記を持っているなら
その際に有利になりそうです。
 
ではこのようなスタッフたちが
簿記を持っているなら、
院長先生方は簿記を
いっさい学習しなくてよいでしょうか? 
 
無理に学習する必要はありませんが、
知っていて悪いことはまったくありません。
 
歯科医師は、
歯科医師免許を取得する前に
経営等を学ぶ機会がほとんどありません。
 
それに経理関係のスキルを
学ぶ機会もないのです。
 
しかし歯科医師の世界は、
いまだに開業・独立が当たり前です。
 
会社経営は数字ですから、
簿記に強くなることは
先生の生涯の資産を増やすことになります。
 
簿記はチャンスがあれば、
早い段階でマスターしておいて
損はありません。
 
すでに経営をはじめている場合も、
改めて簿記を学んでもいいでしょう。
 
 
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簿記を院長が学んだ方がより理由
 
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・簿記を理解すると、
 財務諸表を読めるようになる
 
これが最大のメリットでしょう。
 
財務諸表は経営において
避けて通れませんし
 
税理士や経営コンサルタントと話をする際も、
全然予備知識を持っていないと、
話についていけなくなることがあります。
 
※何といっても医院に入ってくるお金、
 出ていくお金について
 それぞれ流れを正確に
 認識できるようになります。
 
 これは大きな強みです。
 
 
・簿記の勉強をするチャンスは
 決して少なくない
 
簿記はとてもありふれた資格です。
本屋に行っても教材を
たくさん購入できます。
 
それに簿記を教えてくれる
学校や通信教育は山ほどあるのです。
 
 
・簿記の難易度はそれほどではない
 
日商簿記検定の1級は、
かなりの難易度ですが
1級をわざわざ目指す必要はありません。
 
2級や3級程度でもじゅうぶんです。
このくらいなら、
2~3ヶ月程度の勉強でも
スムーズに理解できると思って下さい。
 
 
・受検の機会が多い
 
日商簿記であれば、
年に3回くらい受けられますし
全国各地で試験会場が設けられます。
 
※なお、歯科医師が簿記の検定試験を
 無理に受けなくても
 よいかもしれません。
 
 やはりせっかく勉強するのなら、
 受検して合格したほうがいいですが・・・
 
 転職等の目的で
 使うわけではありませんし、
 医院の仕事だけで忙しいわけです。
 
 時間が厳しいなら、無理に
 受けなくてもよいかもしれません。
 
 とにかくスキルを
 習得することが大切です。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
黒飛は大学在学時代に簿記を学びました。
 
歯科医院経営を見るときに
非常に有用です。