非常識な学習方法@歯科

非常識な学習方法@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
この記事を読んで頂いている先生は
真面目で勉強熱心な方が多いと思います。
 
ですが、日頃の治療や歯科医院経営で忙しく
思うように勉強が進まなかったり
勉強をしても成果が出なかったり
してはいないでしょうか?
 
今日は、すぐに成果につながる
教材の学び方、本の読み方の3つのポイント
をご紹介いたします。
 
 
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その1:使う目的で学ぶこと
 
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通常の学習方法は、例えば
本を読んだり、教材DVDを見て、
気づいたポイントなどをノートにメモします。
 
これは、
「いつか使うだろう、必要になるだろう」
と思って、ひたすらインプットのみを
行う学習方法です。
 
ある意味、受身形の学習です。
 
一方、使う目的で学ぶというのは、
自分が「今」仕事で解決したい
問題を明確にして、
その解決策を「探す」学習方法です。
 
これを「目的型の学習」といいます。
 
具体的には、
以下のようなステップになります。
 
自分が今、解決すべき問題を明確にする

それを解決してくれそうなリソースを選ぶ

解決方法を探す

見つかったらそこで学ぶのをやめる

即、実行に移す
 
そして、また次の問題に突き当たったら、
同じプロセスを行います。
 
それを繰り返して成果を出しながら
前に進む、というわけです。
 
実践して成功体験や失敗体験を
たくさん積めば積むほど
受身形の学習をしたときにもより
学習効果は大きくなります。
 
 
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その2:途中で読むのをやめる
 
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どこかに自分の知らない大事なことが
書かれているような気がして
ついつい全部読まないと
気持ちが悪いものです。
 
あるいは、買った本は
全部読み切らないともったいない
高い教材は全部勉強しないともったいない
という気持ちになることもあります。
 
ですが、全ては投資対効果です。
 
あなたの時間は、
世の中で最も貴重な資産ですから
時間投資に対する効果を重視すべきです。
 
学んでいて、
アイディアやアクションプランが出たら、
 
勉強をやめてそのまま実行に移すことで、
勉強時間に対する成果は高くなります。
 
500ページの本を読んでいて、
最初の1ページでアイディアを思いついたら
残りの499ページを捨ててもいいのです。
 
 
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その3:アイディアを考えるときは
    教材や本にまみれる
 
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アイディアの正体は
「既存の知識と既存の知識の組み合わせ」
です。
 
つまり、知っていることと知っていること
の組み合わせです。
 
だから、いいアイディアを出したり、
今までと違うアイディアを出すためには
教材や本を横に置いてパラパラと眺めながら
「既存の知識」を増やしていくのが有効です
 
アイディアを考えるときは、
資料にまみれるのが正解です。
 
 
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「学ぶ」のではなく「探す」
 
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例えば、私が記事などを書くとき
よく使うのが、この「探す」です。
 
本やインターネットの記事を読んでいると
過去の自分の経験や学んだことと
つながることがあります。
 
いちいち、分厚い本を全部読んで
知識を溜め込んでから
書いているわけではありません。
 
そんなことをしていたら
いつまでたっても
おそらく何も書けないでしょう。
 
学習も同じです。
 
単に、「知識を増やしたい」というのも
たまには良いですが、
 
「何かをするために、ある知識が必要」
という状態で学習すれば、その費用対効果は
驚くほど上がるはずです。
 
仮に、見ていない本や教材が
山のようになっていても
恥じることはありません。
 
どんな本や教材なのかさえ分かっていれば
必要な時に、パラパラと眺めるだけで
先生の脳は、必要な箇所を探し当てます。
 
そして、その知識を活用することで
本当の実力が身につくようになります。
 
行動することを最優先に
「目的型の学習」に取り組んでみてください
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志