こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
土曜日をどう過ごされていますか??
少し強は先生に質問をさせて下さい。
ある時、フトした瞬間に
「あっ、今、ぼんやりしていた」と
気付くことはありませんか?
そして、そんな自分に気付いて
「自分は集中力に欠ける人間だ」と
引け目を感じたりしていないでしょうか?
ニュージーランドの
オークランド大学心理学部
マイケル・コーバリス名誉教授によると
人は、何かに注意を向けた状態と、
別のことを考える状態を
行き来するようにできているそうです。
マイケル教授の研究によれば
私たちの心は、日中のほぼ半分は
何か特定の物事に集中していない
いわゆる「ぼんやり」した状態
だそうです。
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「ぼんやり」は悪いこと?
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私たちは、
「ぼんやり」している人を見ると
「何をしているんだシャキッとしろ」
と思います。
つまり、「ぼんやり」している時間は
無駄な時間だと思っています。
しかし実は、「ぼんやり」している時間は
脳の働きを活性化するのに
非常に重要な時間なのだそうです。
この「ぼんやり」した状態のとき、
意識的にするのとは異なるしくみで
脳が活性化し、膨大な記憶が整理され、
創造性や共感力が育まれるそうです。
「ぼんやり」している時、
脳は準備している状態になります。
私たちの脳は一瞬たりとも休まないので
パソコンがスタンバイ・モードになって
画面は真っ暗になっていても
色々な処理が行われているのと
似た様な状態なのでしょう。
イメージや記憶を思い出しながら
今後起こりうることを
シミュレーションしたり
将来をより良いものにするために
準備しているのかもしれません。
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実は脳波フル回転しています
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さらに驚くことに
「ぼんやり」している時の脳は
意識している時の15倍ものエネルギーを
消費しているそうです。
いわゆる「ぼんやり」しているのではなく
通常以上に活発に働いているのです。
そう考えると、常に考え事をするより
「ぼんやり」した時間を持ったほうが
有効かもしれません。
例えば、多量のインプットをした後
しばらく「ぼんやり」している方が
実は、整理が良くできて、記憶に残る
ということなのかもしれません。
そう考えると確かに、
クリエイティブな人たちは
どことなく「ぼんやり」している
イメージがありますよね。
作家や画家が人里離れた
緑に囲まれた旅館などに長期滞在し
作品の創作をしていたのも
「ぼんやり」できる環境を求めていた
のかもしれません。
現代の私たちの環境では
「ぼんやり」できる時間は
意識をしないと得られませんから
羨ましい限りですが。
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意識して無意識になりましょう
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「ぼんやり」を開くと決めつけずに
どちらかというと積極的に取り入れるのが
良いのでしょう。
ただ、注意しないといけないのは
本当に「ぼんやり」としてばかりでは
ダメだということです。
「ぼんやり」の前後には
ハードなインプットとアウトプットが
必要です。
そうしないと、せっかくの無意識脳が
空回りしてしまいます。
どんなに脳が優れていても
無から生み出すことはできませんし
何もないのに整理をすることもできません。
また、目的もなく脳が勝手に
情報処理をしてくれるはずがありません。
脳が働くためには、
何らかの命令が必要です。
ですから、多量のインプットをした後で
できる限りの思考をして、
問題点を明確にしておくことが重要です。
良い問題を脳に問いかければ
良い答えが返ってくるはずです。
結局は、多量の情報を仕入れ、
思考し、アウトプットする
ということが欠かせないということです。
その上で、「ぼんやり」する時間を
設けるようにしましょう。
そうすることで
脳を効率的に活用することができます。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
P.S.
この記事作成に当たっては
「意識と無意識のあいだ」講談社
を参考にしました。
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