メッセージ伝わっていますか?@歯科

メッセージ伝わっていますか?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
先日、クライアントの先生から
ある相談を受けました。
 
その先生は、温厚で人当たりも良く
何事にも熱心に取り組まれる
非常に真面目な先生です。
 
 
その先生の相談というのが、、、
 
 
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患者さんに伝えたいことが
うまく伝わらない
 
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ということです。
 
普段は自分でも感じないそうなのですが
患者さんやスタッフに大事なことを伝えよう
とした時に、上手にできないそうです。
 
自分では伝えたつもりなのに
患者さんから何度も同じことを質問されたり
 
スタッフから「そんな指示は聞いていない」
と言われたりするとのことでした。
 
 
どうしてそうなるのか
その先生も原因がわからないとのこと。
 
 
そこで、その先生に「あるお願い」をしたところ
後日、「原因がわかった」とのお電話を頂きました。
 
それからというもの
話が伝わらないといった不安は
なくなったそうです。
 
 
私がした「あるお願い」というのは、、、
 
 
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スタッフにビデオを撮ってもらってください
 
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ということでした。
 
 
スタッフに重要なことを伝える時に
別のスタッフにビデオを撮ってもらうように
お願いしたのです。
 
これは、あくまで話がうまく伝わらない
「原因」を探るための手段です。
 
今は、スマホで簡単に動画撮影ができますので
技術的には問題はありません。
 
また、いきなり患者さんとの会話を
撮影するわけにもいきませんから
スタッフとの会話を撮影することにしました。
 
 
相談をいただいた先生の話では
その動画を見て、色々と感じるところが
あったようです。
 
例えば、
大事なことを伝えなければ、と思うあまり
 
気負いすぎて顔の表情が硬くなっている
普段よりも早口になっている
身を乗り出して威圧感を与える、、、
 
そんな自分を発見したそうです。
 
 
確かに、話を聞くスタッフからすれば
先生の表情や態度に注意が行き過ぎ
話を理解するどころではないかもしれません。
 
 
ですが、もっとも重要な原因は
そこではありませんでした。
 
それは、、、
 
 
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一度にたくさんのことを伝えてしまっていた
 
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ということです。
 
最初は、一つのことを伝えようと思って
話し始めたら、そこから別の話に
広がっていってしまい
 
本当に伝えたいことが
ぼやけてしまっていたのです。
 
これは、普段の会話であれば
なんの問題もありません。
 
ですが、大切なことを伝える場合には
メッセージを簡単にしないと
相手は理解できなくなります。
 
この先生のように、真剣に伝えようと
すればするほど、話が複雑になり
相手が理解できなくなることがあります。
 
 
重要なことを伝えたい場合には
メッセージを簡単にしましょう。
 
いくつか伝えたいことがある場合には、
一度、話を区切ることをお薦めします。
 
 
もし先生が、自分の言っていることが
伝わっていないかも、、、と思われたら
「1メッセージ」を意識してみてください。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
メッセージを簡単にする方法があります。
 
それは、余計な形容詞と副詞を
使わないことです。
 
例えば、
「いついつまでに、何々を、どうする」
だけです。
 
ぜひ、お試しください。