【事例】ファンを作るコミュニケーション@歯科

【事例】ファンを作るコミュニケーション@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日、大阪は暖かいです(^^)
 
 
先日
「+アルファのコミュニケーション」
をしましょうとお話ししました。
 
そして、そのための
3ステップをご紹介しました。
 
<ステップ1>
 
ソーシャルメディアなどから
患者さんの不安・不満・不信を見つける
 
<ステップ2>
 
スタッフも一緒に
不安・不満・不信の原因を考える
 
<ステップ3>
 
+アルファのコミュニケーションを考える
 
 
概念的には普通のことですが
どのように考えて良いかわかりにくいので
具体的な事例をご紹介します。
 
 
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治療に対する不安・不満・不信
 
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<ステップ1>
 
「同じ歯に毎回麻酔を打たれ、
 何度にも分けて治療される。
 1回で済ませられない?」
 
 
<ステップ2>
 
この原因は明らかに、
治療方法についての説明不足です。
 
なぜ、一度に治療できないのか
なぜ、毎回麻酔が必要なのかを
きっちり説明する必要があります。
 
 
<ステップ3>
 
自院でも同じことが起こっていると
仮定して、対応策を考えてください。
 
説明の機会はいくらでもあります。
 
受付スタッフとの会話や、
初診カウンセリング時だけでなく
 
小冊子の配布や待合室モニターの
活用などを考えましょう。
 
また、初診カウンセリングでも
伝えるのは良いかと思います。
 
初診カウンセリングの説明動画を制作し、
患者さんに渡すにも良いでしょう。
 
 
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待ち時間に対する不安・不満・不信
 
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<ステップ1>
 
「歯医者に行ったら
 むちゃくちゃ待たされた」
 
「相変わらず、この歯科医院は
 待ちが長いな、、、」
 
 
<ステップ2>
 
この原因には、以下が考えられます。
 
・遅れている理由の説明がない
 
・どれくらい待つかという
 見通しが示されていない
 
・待たせてしまうことがあることと
 その理由が説明されていない
 
 
<ステップ3>
 
予約時間を過ぎて待たせてしまった場合、
遅れてしまったことのお詫びをしましょう。
 
そのうえで、
あとどれくらい待たせてしまうのかの
見通しを説明しましょう。
 
また、遅れることが予測される場合
事前に声掛けしてお詫びすると同時に
その理由を説明しておくのが効果的です。
 
人は、自分の自由にならないことに対して
不満を持ちやすくなっています。
 
ですから、充分なケアが必要になります。
 
 
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治療中断に対する不安・不満
 
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<ステップ1>
 
「忙しさにかまけて、治療中の歯を
 4ヶ月放置。最近、ちょっと痛いです。
 そろそろ歯医者に行かないと、、、」
 
 
<ステップ2>
 
これは不安や不満ではないようですが
心の奥底では、、、
 
「なぜ、来い!と言ってくれないんだ?」
 
と思っている可能性があります。
 
そうなるのは、
 
・治療中断者への連絡を
 継続的に行っていない
 
・治療を中断してしまうデメリットを
 十分に説明していない
 
ことが原因と考えられます。
 
 
<ステップ3>
 
治療や治療中断時の医院の対応について
しっかり説明する機会をつくりましょう。
 
ここでも、受付スタッフとの会話や、
初診カウンセリング時だけでなく
 
小冊子の配布や
待合室モニターの活用などを考えましょう。
 
また、治療中断者への連絡システムや
リコールシステムをつくり、患者さんへ
定期的・継続的に連絡をしましょう。
 
治療中断は患者さんの都合、とせずに
患者さんが継続したくなるような
仕組みや雰囲気を作ることが大切です。
 
 
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費用に対する不安・不満・不信
 
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<ステップ1>
 
「最近の歯医者って高いよね。
 詰め物しただけで4,200円も取られた」
 
「歯医者さんはぼったくり!
 写真だけなのに3,000円って!」
 
 
<ステップ2>
 
患者さんは、治療にかかる費用の相場を
知りません。
 
ですから、「治療費の内訳」についてや
「保険制度の変更」などについて
十分に説明しないといけません。
 
 
<ステップ3>
 
「治療費」や「保険制度」などについて
説明する機会をもうけましょう。
 
これらは、スタッフが説明しても
なかなか分かり辛いので
小冊子や動画などが良いようです。
 
ただし、受付では、きっちり
治療費の説明をして、治療明細を
発行しましょう。
 
 
いかがでしょうか?
 
 
今日は、
+アルファのコミュニケーション
改善の具体例を紹介しました。
 
先生が買い物をしたり
旅行したりしたときと同じように
 
患者さんはちょっとしたことで
機嫌がよくなったり
悪くなったりします。
 
ファン患者をたくさん作りたい!
とお考えであれば、ぜひ、
細部にまで気配りしてください。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師 
黒飛一志
 
 
P.S.
 
このような考え方を
実際に、先生の歯科医院の例を元に
作ることもできます。
 
歯科経営塾にまだ来られていない先生、
久しぶりに参加したい先生は
来て下さいね。
 
http://dtr.jp/skj
 
来週水曜日15:00から六本木の
リッツカールトン東京です。
 
今回、参加者には特別なプレゼントを
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