なぜ、歯科医院のHPのトップページの画像はスライドショーを用いないのか

なぜ、歯科医院のHPのトップページの画像はスライドショーを用いないのか

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
4月の最初の月曜日ですね。
新年度、頑張っていきましょう。
 
 
今日はよく聞かれる
ホームページについてです。
 
タイトルの
 
「なぜ、歯科医院のHPのトップページの画像は
 スライドショーを用いないのか」
 
をお伝えします。
 
 
スライドショー形式というのは、
ホームページの一番最初に出てくる
画像が2~3秒ごとに変わる形式です。
 
よく見ますよね。
 
あのスライドショー形式を入れると
ホームページが華やかに見えるので
いろいろな業界で好まれているのですが
 
デントランスで制作する
歯科医院のホームページでは
実は、使用していません。
 
歯科医院でスライドショー形式を
使うと、もったいないと考えていますので
おすすめしておりません。
 
というのは、
 
 
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スライドショー形式では
先生の医院の強みが伝わりにくく、
電話や問合せにつながる率が下がる
 
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という、可能性が高いと考えるからです。
 
まず、
この記事を見てくださっている先生に
確認しておきたいことなのですが、
 
「歯科医院のHPを検索する人は
         ほとんどが新患」
 
ということです。
 
すでに先生に歯科医院に来院された、
既存患者さんは、医院のHPはほぼ見ません。
 
見ても、
電話番号、カレンダーなどのチェックくらいです。
 
(まれにInstagramをチェックする患者もいるかも
 しれませんが、それでも直接、
 Instagramを見に行きます)
 
また、
患者さんが電話番号や医院が開いてるかを
調べるため時には、
 
今や、Googleマップ(Googleマイビジネス)で
見れるので、わざわざHPを見に来ません。
 
すでに医院に来ているんだから、
医院で案内できますし、診察券にもあります。
電話やLINEでの連絡をすればいいわけです。
 
ですので、
ホームページを見るのは新患になりますので
 
 
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ホームページのゴールは、
「電話やお問い合わせ」をしてもらうこと
 
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これはとても大事なことで
ここをわかっていらっしゃらない
業者さんは避けた方が良いかも知れません。
 
このことをしっかりと確認して下さい。
 
つまり、大事な事は
新患がホームページを見た時に
先生の強み(他の歯科医院との違い)が伝わり、
来院電話、予約メッセージをしてもらうことです。
 
スライドショー形式の画像を使うメリットは
華やかで多くの情報を伝えられますが、
 
先生の一番大事な他の歯科医院との違い(USP)が
2~3秒で置き換わるスライドショーでは伝わりません。
 
(歯科のことを毎日見ている僕たちとは違い
特別、歯科に興味があるわけではない患者さんに
とってはスライドショーだと早すぎます)
 
せっかく広告費をかけて
患者さんが先生のHPを見に来てくれても、
 
先生の医院の良さがしっかりと伝わらないので
結果、来院電話等につながらなかったり、
来院前に医院をよく知ってもらうことができないのです
 
(もちろん、たくさん平均的なことをやっているよ
 と患者さんに伝えたい場合は、スライドショーも
 良いかも知れませんが、そんな歯科医院は選びませんよね)
 
 
例えば、あなたもよくご存じの、
アップルのホームページを観て下さい。
iPhoneの写真が静止画で止まっていて
スライドショー形式を使っておりません。
 
(2021年4月5日12:00時点で)
 
https://www.apple.com/jp/
 
 
そもそも先生の歯科医院のホームページを
初めて見る患者さん(新患)には
 
 
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2~3秒ごとに変わるスライドショーで
イメージは伝えることができても、
1枚1枚を理解できるはずがない
 
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特に大事な1枚目のメッセージさえも
スライドショー形式にすることで
伝わらなくなるのです。これは本当に残念です。
 
私たちが知らない業種のホームページを見て
2~3秒ごとに変わるスライドショーで
深く理解できないのと一緒です。
 
なんとなく概略のイメージはつかめますが
結局、どこが強みなのかわからなくなる・・・
 
 
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海外のマーケティングの記事を見ても
 
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また、アメリカのInstapageで
日本語訳がなくて、申し訳ないのですが、
 
https://instapage.com/blog/6-reasons-why-image-sliders-are-bad-for-conversions
 
「スライド形式を使用した販売サイトの
 コンバージョン率(ものが売れる確率)は
 使用しないものより低い」
 
ということです。
 
スライドショー形式はものが売れない、
 
つまり、
 
「歯科医院の良さが伝わらない」
 
ということです。
 
他にも英語サイトになりますが
https://www.creativenurds.com.au/blog/slider-image-solar-website
オーストラリアのサイトです。
 
Here we see a study done by Orbit Media that shows a slider (They have
coined it slideshow) has a 1.66% conversion whereas a single static
image has a conversion rate of 4.85%.
 
(スライドは1.66%、静止画は4.85%のコンバージョン率)
 
その差は3倍にもなります。
 
これを単純に歯科医院に置き換えたとするならば
新患が48名来るはずが16名しか来ないということになります。
 
(あまりにも単純な置き換えで申し訳ありません)
 
 
これらはLP(ランディングページ)の話で、
歯科医院は地域に根ざした医療機関だから
LPの形式にしなくて良い。
 
という先生もいるかもしれません。
 
しかしながら、
でも、先生、ホームページは
先生の医院に新患に来てもらうためですよね?
 
歯科医院はものを売るサイトではないですが
ものの代わりに、院長自身・医院自身を
売っていますよね。
 
最近の歯科医院のホームページの形式が
LP型になっているのも、
時代を反映してると思います。
 
 
他にも、スライドショー形式の2枚目以降は、
見る人にその内容がほとんど伝わっていない
というデータがあり、
 
実際に黒飛もホームページを見るときに
スライドショー形式の画像は
華やかだけど、よっぽどなことがない限り、
全部を見ようとしないなぁと思います。
 
(本当に興味のあるサイトは別ですが
 新患は先生の医院に本当に興味を
 持っていないです)
 
しかも、スライドショー形式のために
1枚目の重要性も伝わらなくなるのも
うなずけます。これも残念・・・
 
 
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歯科のHPでは、スライドショー形式
ではなく、静止画形式を採用する
 
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そして、先生の歯科医院の良さを
地域の患者さんに伝える!
 
というのがデントランス開業当初からの
考えです。
 
 
日本では歯科医院の数は増えました。
患者さんは歯科医院を選べます。
 
だからこそ、こういった少しの違いが
月の新患数に影響するのです。
 
 
是非、長期的に地域の患者さんに
先生の強み・USPを患者さんに伝え
良い患者さんに囲まれて、
継続的に安定した医院経営をしてください。
 
※USP = ユニークセールスプロポジション
   先生の歯科医院だけの強み
 
 
ただし、先生がUSPではなく、
とにかく地域の患者さんに知ってもらいたい
場合はスライドショーは有効かもしれません。
 
(医院の方針によって変わるので
 今日の話がすべてではないと思います)
 
 
最後に、
現在の歯科業界の多くのホームページ業者が
スライドショー形式を先生方に勧めるのは
コンバージョン率等を先生方に伝えた上で
勧めているのか、疑問を感じる事があります。
 
キレイなホームページを作ることがゴールではなく、
先生の歯科医院の良さが伝わり、
新患に来てもらうことがゴールだと考えます。
 
 
以上です。
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志

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