求人より定着が大事!@歯科

求人より定着が大事!@歯科

こんにちは、
 
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
大阪、今日も天気がどんよりです。
先生の地域ではどうでしょうか?
 
雨の時こそ、スタッフに元気を
与えましょう。
 
 
さて、現在は、どこへ行っても
「人手不足!」という話題が出てきます。
 
景気がどん底だった時期を脱しており、
経済が活発に動いていることが
その主因でしょう。
 
歯科医療業界にとっても、
人手不足の話題は他人事ではありません。
 
昨日、話した兵庫県の先生も
売上が上がっても、結局はヒトが足りない
とぼやいておりました。
 
 
もともとこの傾向は、
景気が今より悪かった時代から
進んでいました
(特に歯科衛生士は、
 以前から不足していました)。
 
それに加えてきょうびの
「就職戦線が売り手市場」という現象が
ミックスされているのです。
 
 
====================
 
スタッフを募集する努力も大事ですが
今いるスタッフが辞めないようにする
努力も大事です
 
====================
 
 
歯科衛生士や歯科助手といった人材は
できるだけ慎重に確保する必要があると
考えています。
 
※結婚や出産を機に、いったん退職した
 元歯科衛生士や元歯科助手に、
 もう一度現場に復帰してもらうことは
 とても大切です! 
 
 そのためには、パート勤務といった
 制限のある条件でも
 積極的に雇用しないといけません……
 この件は、ことあるごとに
 黒飛は取り上げてまいりました。
 
このように人材の確保は重大な課題です。
 
今あなたの医院に勤めてくれている
スタッフたちには、できるだけ長く
いてもらわないといけません。
 
では、スタッフが
「辞めたいんですけど……」と
言い出してきたら? 
 
どうすればいいでしょうか。
 
 
===================
 
スタッフが辞めたがっているなら
その理由を漏らさず聞き出しましょう
 
===================
 
 
スタッフが辞めたいと
突然申し入れてきたら、
まずはその理由を、
落ち着いて話してもらうことが第一です。
 
ポイントは、その理由が
以下のどちらに該当するのか? 
 
・ポジティブな理由なのか?
・ネガティブな理由なのか?
 
前述した、結婚や出産を口実に
辞めたがるスタッフはたくさんいます。
 
このような場合は
「全然働けなくなるのか?」
その点を確かめたほうがよいでしょう。
 
また、
「いずれ復帰してくれる可能性は?」
その点もできたら確かめたいところです。
 
※ただし、しつこく要求してしまうのは
 NGですが。
 
そのほか、何か夢や目標があって
そのために退職したがっている場合も
あるでしょう。
 
このような理由であれば、
無理に引き留めるわけにはいきません。
 
気持ちよく送り出して
あげたいところです。
 
(もちろん、表面的な理由で使われる
 これらの理由ではありますが、、
 仕方ないですね)
 
 
では、ネガティブな理由だったら
どうでしょうか? 
  
 
====================
 
ネガティブな理由から退職しようとする
スタッフを引き留めるには? 
 
====================
 
 
これは、以下の3通りに分けられます。
 
・現在の就労環境や人間関係に
 不満がある場合
 
・他の医院と比べ、
 待遇が魅力的に映らない場合
 
・毎日同じ仕事をしていて、特に変化もなく
 やりがいが感じられない場合
 
 
このような場合であれば、
まずその原因を突き止めた上で
改善を検討したいところです。
 
何かいやなことがあったり、
待遇に不満があったり
もっとやりがいを感じたいというのであれば
 
まずその改善を約束しながら、
もう一度考え直してくれるように
頼んでみるとよいでしょう。
 
もちろん、改善できないような
理不尽な理由を
言われてしまうこともありますが……
 
改善できそうなことであれば、
やってみたほうがいいです。
 
 
=================
 
スタッフが辞めたいと
申し入れてきたときは、
院内の就労環境の改善を行う
絶好のチャンスだと捉えましょう
 
=================
 
 
最近は「ブラック企業問題」が多いです。
 
※ブラック企業が抱える問題は
 本当に多々あります。
 
 「長時間スタッフを働かせる」
 「給与や手当をきちんと払わない」
 「人間関係のトラブルを放置する」
 「パワハラやモラハラが多発する」
 ……etc.
 
 
このような問題をこじらせてしまうと、
あなたの医院について
悪い噂が広まる恐れが出てきます。
 
歯科衛生士や歯科助手のような
女性スタッフたちの横の結びつきや
口コミの威力は、
あなどれないものがありますから。
 
それにスタッフが1名辞めると、
残りのスタッフたちの負担が
一気に増えてしまいます。
 
だからと言ってそう簡単に
新しい人材がつかまらないことは
前述したとおりです。
 
つまり悪循環になってしまうわけです。
 
 
辞めたがるスタッフが出てこないような
労働環境を与えること。
 
それは院長の務めでもあるのです。
 
 
ピンチの時に、それをチャンスと
捉えることのできる院長は
長期的に勝ち残ることができるでしょう。
 
是非、より良い歯科医院を
作って下さい。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志