こんにちは、黒飛です。
以前のブログでは
ギスギスした歯科医院の秘密を紹介しました。
歯科医院に入るとスタッフに笑顔がなく、
院長先生だけが頑張っていて、
妙に雰囲気がギスギスしている、
という話でしたね。
この原因はスタッフにあるんじゃないか、
と私の友人は言っていたのですが、
まさにその通り、ということで・・・
今日はスタッフの採用について
話をしたいと思います。
教育ではどうにもならない理由
三つ子の魂百まで、
とはよく言われますが、
まさに生まれ育った環境によって
人格というものが形成される以上、
採用段階で
院長先生に合いそうもないスタッフは、
その後の教育によって
どうにかなるようなものではありません。
これは歯科医院に限らずです。
ユニクロは柳井社長は次のように
言っています。
「いかに能力の高い人であっても、
根本的に考え方の違った人が入社すると、
その人にとっても不幸だし
会社にとっても不幸である」
これは理念について語っている際に
仰っていたことです。
いつも私が話していることです。
もちろん、時間をかけさえすれば
教育により変わる可能性もありますが、
その教育にかける時間自体が
大きなコストになりますし、
何よりその時間は
患者さんとのコミュニケーションに使うとか、
新規集患などのマーケティングに使うとか、
見える化などのマネジメントに使うとか、
そうしたほうがよほど歯科医院の為になるわけです。
それに院長先生だけでなく、
他のスタッフの時間もムダにすることになりますから・・・
他のスタッフも患者さんのために時間を使った方が、
患者さんにとってうれしいですよね?
では、
どうすれば採用を間違えずに済むか、
ということですが・・・
とにかくまずは理念
これこそ、その歯科医院が犯した
もう1つの間違いだと推測しますが、
歯科医院の理念がないこと
これが根本的な原因だと考えています。
歯科医院にかぎらず、企業が急成長する際は
人材が不足しますから、
本来であれば
雰囲気に合わないからと採用を見送る者までも
採用してしまい、
結果として古くからいるスタッフと衝突して
雰囲気がさらに悪化する、
という話はよく聞きます。
採用段階で妥協した結果、雰囲気が悪くなり、
お客さん離れを招くことも珍しくありません。
ですから採用においては
決して妥協してはならない、
ということですね。
その妥協を許さない為に必要なものこそ、
歯科医院の理念、というわけです。
理念を常に目につくところ、
たとえばホームページや求人情報などに
掲載しておくことで、
逆にその理念に合致しない者は
応募してこなくなりますから、
その歯科医院には院長先生の考え方に
共感するスタッフが集まって来なかったであろうことから考えると、
理念がなかったのか、もしくは
理念はあってもホームページなどに掲載していなかったのか、
ということが推測できるわけです。
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あなたの歯科医院には理念はありますか?
そして、
採用を妥協してはいませんか?