こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
もうすぐゴールデンウィークですね。
4月の暖かい気候で少し
気が緩みそうですが、
こういうときこそ、しっかりと
歯科医院経営に取り組みましょう。
今年は2019年です。
西暦で書くと
何も変わったことは感じられませんが
今年は、日本の社会では
大きな節目にあたります。
今年は30年続いた「平成」という時代が
フィナーレを迎えました。
天皇陛下が4月30日に譲位なさいます。
上皇や法皇という制度が
明治に入って消滅しましたから、
日本史においては
200年ぶりの出来事だそうです。
その翌日は、皇太子殿下が
即位なさいます。
さて、4月30日と5月1日を
政府が選んだのは、
悪くないアイデアだったでしょう。
ちょうどゴールデンウィークの途中で、
国全体が休みを取る時期に
あたりますから。
もっとも、国全体が本当に
休んでしまうわけにはいきません。
当然のことですが、
社会のインフラや各種サービスは
機能していないといけません。
この点に対して、昨年から心配する声が
途絶えることはありませんでした。
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かつてない連休が実現することで
予測が繰り返されてきましたが……
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まあゴールデンウィークは、
休日ばかりというわけではありません。
たとえば5月1日や2日は
祝祭日ではありません。
土日と重ならないなら、
休みにはならないわけです。
しかし今年は、
天皇陛下の譲位や即位の都合から
10連休となることが確定しています!
※金融機関への影響を恐れる声を
見聞きした覚えはないでしょうか?
連休の末期が近づくと
「銀行のATMが空になってしまう」、
「銀行の職員が出勤して
対応しなければ危ない」
なんてニュースが
ときどき出ていました。
このような、
休みが続きすぎることのダメージは
あらゆる業界で起こる恐れがあります。
そしてそれは、歯科を含めた
医療の世界でも変わらないでしょう。
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全国の歯科医院が
本当に10日連続で、休診したら?!
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医療機関は、基本的に
ただの営利団体ではありません。
地域の住民の健康問題を解決する
という重要な任務を請け負っています。
やはり大病院や総合病院が
休んでしまうわけにはいかないわけで……
社会全体が休みに入ることで、
医療サービスにたくさんの
悪影響が出ることが懸念されています。
では、歯科の場合はどうでしょうか?
歯科医療の場合は、
救急医療のような役割を負うことは
基本的にありません。
それに歯科医師は、
開業医が圧倒的に多い世界です。
大学病院等の一部の例を除いて、
大規模な医療施設に
入っていることはありません。
したがって、10連休の間も
休診していても、
一般の医科と比べて大きなトラブルは
起こらないと思われます。
だからといって、
全国の歯科の開業医が
いっせいに休んでしまうことも
頂けません!
突然の虫歯や口腔内の負傷といった、
急いで歯科医師の診察が
必要になる事態は、いつ起こっても
不思議ではありませんから。
というわけで、歯科医院も
すべてが休むことは
社会にとって利益にならないのです。
では、あなたの医院では?
世間が10連休に入っている間、
診療したほうがいいでしょうか、
それとも休んだほうがいいでしょうか?
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休診日がいつもより増えることで
出る影響を、なるべく正確に
突き止めてみましょう
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この決断はうかつにはできません。
いろいろなポイントを
よく考えてから決めたいところですが、
最大のカギとなるのは?
やはり経営状況でしょう。
ゴールデンウィークの間、
何日も休んでいると
赤字になりそうだというのであれば、
休診しないほうがいい、
という結論になりそうです。
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超・大型連休の間の収支を
できるだけ正確に試算してみましょう
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大事なことは、あなたの医院の経営を
左右するすべての要素を
全部整理して、G.W.期間中に
どう影響するか?
休診したらどうなるか?
逆に、診療日にしたらどうなるか?
徹底的にチェックすることです。
それも、あいまいにチェックするのではなく
なるべく細かく、
出来たら計算のシミュレーションを
して突き止めることが理想でしょう。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志
P.S.
5月、リッツカールトン東京に
遊びに来ませんか?
セミナーついでに六本木などで
遊ばれている先生が多いようです(^^)
https://www.shikajyuku.com/lp/
5月23日(木) 15:00~21:00
経営の極意をお伝えします。