「口臭」で差別化?@歯科

「口臭」で差別化?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
昨日は、初めての訪問歯科セミナーを
大阪大学中之島センターで
開催しました。
 
訪問歯科の実習付きのセミナーは
非常に好評でした。
 
すぐに40名が埋まりましたので、
多くの先生が参加できず、
次回の開催を希望されましたので
 
8月25日(日) 10:30~15:00
大阪大学中之島センター
 
で開催します。
 
おそらく、告知せずとも、
埋まりそうなので、希望の方は
info@dentrance.jp
までメール下さい。
 
 
さて、本題です。
 
 
中高年男性より、若年女性の方が
口臭が強い!?
 
『口臭白書 2019』
 
日本歯周病学会 理事の若林先生と
株式会社モリタ、株式会社タイヨウが行う
「ブレス・ハザードプロジェクト」の
実態調査の結果です。
 
白書では日本人の約9割が
口臭が気になった経験を持っている
と回答。
 
口の中に関する悩みは、全体では
「歯の黄ばみ」「歯石」「口臭」
の順ですが、男性では「口臭」が
一番の悩みのタネだそうです。
 
 
また、
男女214人の口臭を測定したところ
 
基準値オーバー比率は
女性が男性の2倍以上
 
「中高年の男性」より
「若い女性」の方が口臭のきつい人が多い
という結果になったとか。
 
 
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「口臭」問題を考える
 
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これは
「ブレス・ハザードプロジェクト」
独自の調査によるものですから
詳細は割愛しますが
口臭はデリケートな問題です。
 
人は意外と
自分の口臭には気付かないもの。
 
口臭が気になるのは、多くの場合
他人の口臭に気付いて
「自分はどうなのだろう?」
と心配になる時ではないでしょうか。
 
しかも、相手の口臭に気付いても
「口が臭い」とはなかなか言い難いです。
 
つまり、
 
「もしかしたら、自分の口臭もキツイ
 のではないだろうか?」
 
という猜疑心を持っている人が多い
ということだと思います。
 
 
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患者さんの猜疑心を取り払うのも
サービスの一つ
 
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患者さんの主訴ではないにしても
このような猜疑心を取り払い
安心してもらうのも
サービスの一つです。
 
問診のアンケートに
「口臭が気になるか?」という
項目を入れておいて
話を聞いてみるのも良いです。
 
「口臭測定器」を配備しているのなら
測定してあげるのも良いでしょう。
 
ただ、患者さんの中には
来院前に歯磨きなどをしてくるので
 
次回は、歯磨き前に測定して
治療前に洗面所で歯磨きしても良いですよ
 
と伝えてあげると
喜ばれるかもしれません。
 
また、
「口臭測定器」の有無にかかわらず
口臭のセルフチェック方法を紙に書いて
渡すだけでも良いと思います。
 
口臭を気にはしていても
ブレスチェッカーが市販されていることを
知らない人も多いので、それを
教えてあげるのも良いかもしれません。
 
もちろん、口臭が気になる人には
正しいオーラルケア習慣の指導を
行ってあげるのも必要です。
 
 
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当たり前のことを当たり前に
 
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このようなことは
当たり前と思われるでしょうが
 
その当たり前を着実にやり続けることが
大切になります。
 
それは口臭に限ったことではありません。
 
歯科では当たり前と思うことも
意外と患者さんは知らないものです。
 
口臭測定をやったり
セルフチェック・セルフケアの方法を
紙に書いて、印刷して配るのは
大した手間ではありません。
 
でも、そんな小さなことで
ライバル歯科医院との差別化ができます。
 
知識や技術や設備が同じでも
それを患者さんに伝えるかどうかで
患者さんの受け取り方が違います。
 
実は、差別化の多くは、このような
ほんのちょっとした違いの寄せ集めに
あることが多いです。
 
当たり前のことを当たり前にやって
差別化を図ってみませんか?
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志
 
 
P.S.
 
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