歯科心身症患者さんの対応方法@歯科

歯科心身症患者さんの対応方法@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
昨日は、6ヵ月連続、少人数の
グループコンサル「G-6」
ゲスト講師の岡崎先生と心斎橋で
打ち合わせを兼ねた食事をしておりました。
 
本日は、その「G-6」2日目を
大阪梅田で開催しております。
 
https://dentrance.jp/g6
 
参加してくれる先生を
地域ダントツにします。
 
 
さて、本題です。
 
 
医療は常に進歩を繰り返して、
今日に至ります。
 
日本では戦前から一貫して、
医科と歯科が区別されてきたのですが、
 
歯科も医療の一部であることは
間違いありません。
 
歯科は、どちらかといえば
「柱」がはっきりとしている医療と
呼べるかもしれません。
 
保険診療の範疇で提供される診療メニューは
 
・う蝕(補綴)
・歯周病
・義歯(欠損補綴)
 
の3つが、昔から変わらずに大きな柱として
残っているように思えます。
 
現在は、この保険診療に入らない、
自費診療が多様化していますが。
 
 
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3つの柱に収まらない悩みを
相談に来た患者さんが現れたら? 
 
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歯科の進歩・多様化のスピードは
本当に目を見張るほどです。
 
※歯科だけでは対応し切れない
 疾患も増えていますし、
 
 医科と歯科の連携も急速に進んでいます。
 
 
その理由はたくさんあるのですが、
患者が抱える症状が複雑に分かれている
ことは、無視できない原因でしょう。
 
たとえば、「歯科心身症」「口腔心身症」
といった症状があります。
 
このような名前が誕生してから、
まだそれほどの年月は
経っていないようですが、
 
これは口の中を舞台として起こる
疾患ではあるものの・・・
 
新しい疾患であるため、
歯科医師の間でもなかなか
知名度が上がっていないようです。
 
さて、今「新しい疾患」と書きましたが、
現代の患者さんが突如として、
苦しむようになったのでしょうか? 
 
いいえ、決して
そんなことはありません。
 
新しい細菌やウイルスによって
もたらされたような
疾患ではありませんから。
 
早い話、昔からこれらの疾患を持った
患者さんはいたはずです。
 
しかし歯科医療界がじゅうぶんに
対応できていなかったのです。
 
たとえば、この疾患には、
さまざまな症状があります。
患者さんの個人差も激しいのです。
 
したがって、歯科心身症だと
わからなかったケースが
これまでに相当多かったのだと思われます。
 
他の疾患と診断されてしまえば、
その疾患の治療を
受けることになりますが・・・
 
たいていの場合は、大した効果は
上がらなかったのではないでしょうか。
 
ちなみに、歯科心身症で
比較的多く見つかる症状とは? 
 
・かみ合わせの異常
・歯ぎしり
・口周辺の痛みや不具合、違和感
・口周辺の慢性的な疲労
・口腔内の機能の異変
・口内炎
・口腔内の乾燥
・知覚過敏
 
など
 
いかがでしょうか? 
 
すでにかなりの症状を伴う
疾患であることは一目瞭然でしょう。
 
しかしまだほかにも症状はあるようです。
 
これだけ症状があれば、
つい別の病名として扱われるのも
うなずけます。
 
患者さんにしても、
どこで相談すればいいのかわからなくて
困ってしまうことが多かったはずです。
 
 
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まだ解明途上で診断が難しい、
歯科心身症の患者さんが現れたら? 
 
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現在、
この歯科心身症に対応している歯科医院は、
まだごく一部です。
 
まだ研究等がじゅうぶんに進んでいる
疾患ではありませんから、
 
対応できない医院が
大半を占めているのは当然のことですが。
 
ただ、このわかりにくい疾患に
悩まされている患者さんが突如として、
あなたの医院にやってくることだって
あるでしょう・・・
 
いつ来院しても不思議ではありません。
 
今ここをお読みの先生が、
歯科心身症の診療を既にはじめているのなら
まったく話は別です。
 
(ぜひ、診療に打ち込んで頂きたいです)
 
しかし、あいにくと、歯科心身症のことを
ほとんど聞いたことがないという
先生のほうが多いはず。
 
そして、原因がよくわからないように見える
疾患を患っている患者さんが
来院する確率は確かに低いですが、
 
曖昧な診断はできる限り避けたいところです
 
できれば、情報が少ない疾患についても、
少しずつ知っておいても
いいのではと思っております。
 
もちろん、本格的な知識を身につけるには
手間暇も費用も掛かります。
 
(東京で開催される勉強会などに
 行く必要があるのかと思います)
 
とてもそのようなことはできない
という先生も多いと思います。
 
それでも、ある程度の知識があれば
謝った診断を回避できる確率は上がります。
 
また、専門的な見識を持つ
先生の名前や医院の場所を知っていれば、
紹介することができるますね。
 
患者満足度を上げるという意味でも
検討して下さい。
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
毎日、記事を書いておりますが
これらの知識・知恵を体系的に、
あなたにお伝えしたいと思っております。
 
G-6は、6ヵ月間、黒飛が提案する
「20年先も成功し続ける」ための
グループコンサルティングです。
 
3~6名の決まった院長先生に対して
大阪で月1回、テーマに沿って
極秘の講演と問題解決をします。
 
 
本日は、「G-6 第3期」の2日目です。
 
テーマは、
「スタッフの考えを見える化」
 
これができれば、歯科医院経営は
失敗しなくなります。
 
第4期、募集を今月末までに行います。
 
興味のある先生はメッセージください。
 
info@dentrance.jp